カラコン使用と定期健診

カラコンは、通常のコンタクトレンズに比べて眼球にかかる負担が大きな商品です。一般的に視力矯正用として販売されているコンタクトレンズの場合、ほとんどのメーカーではきちんと精密な製品検査や開発が行われており、正しく説明書通りに使用をする限りは感染症や眼球損傷といった重大な目の病気にかかる心配はほとんどありません。ですが、カラコンの場合は販売メーカーを見てもあまり聞きなれない会社名であることも多く、どの国で作られているものかはっきりわからない場合も多いようです。
カラコンを選ぶときに気を付けたいのが、信頼できないメーカーで販売されている商品は購入しないようにすることです。特に中国製・韓国製らしき耳慣れない会社からの販売品の場合は製造方法や製造工程、原材料などが信用できず、長期に着用をしているうちに失明につながる重大な疾病の原因にもなっています。現在カラコンの使用によって報告されるトラブルの多くはこれらノンブランド品のカラコン使用からくるものなので、決して価格だけでカラコンを選ばないようにしてください。
医師の診断を受けて処方をしてもらったカラコンであっても、継続的に使用をしていると眼球に細かい傷がついてしまったりします。傷は放置をしているとそこから雑菌などが入り込み、治りにくくなってしまいます。そのため必ず3ヶ月に1回は眼科検診に通い、定期的に眼球に異常が起きていないかを確認するようにしましょう。